データセンタでラックを借りてみた

新サービスを立ち上げるにあたって、サーバの置き場所用に、データセンタでラックを一つ、借りてみた。インターネット向けサービスを提供するには、いろんな方法がある。


  • 自社のオフィスや自宅にサーバを置く

  • ホスティングサービスを利用する

  • ハウジングサービスを利用する




<p>自社のオフィスに置く場合は、電源設備の法定点検(一年に一度やってくるものだと思っていたけど、これは事業所毎の保安規定によって決まっていて、三年に一度の所が増えつつあるらしい)での停電時にサービス停止してもよいか、考える必要がある。あとは空調の確保。私のところの場合は、24時間稼働の空調を新設するのに百万円以上(数百万?)かかるとのことだった。今のオフィスに何年いるかもわからない。オフィス内に置くという選択肢は早々と視界から消え、ランニングコストをハウジングと比較するということも無かった。</p>

<p>ホスティングサービスは、サーバを共用する安いものから、専用サーバを割り当ててくれるものまであるが、最近いいなと思うのは、仮想マシンを使ったサービス。例えば、私も使っている Godaddy.com の場合は、月3000円ほどで root 権限付きの仮想サーバを使うことができる。Amazon EC2 のような仮想サーバリソースを提供するサービスも出てきているから、これからのネットサービスは、自前でハードを持たなくなる方向に行くのかもしれない。まだ真剣に検討したことはないけど、お客様の個人情報を預けて良いと判断できるセキュリティレベルを備えていて、データセンタのハウジングよりも安いなら、乗り換えも有りだと思っている。</p>

<p>ハウジングは、今回が人生での初体験。交通の便の良い都内某所のデータセンタで、ラックを一つ借りてみた。営業さんへの問い合わせ、現地見学、契約、回線敷設立会、機器搬入、ラックマウント、機器の設定まで、すべて経験できたのは、良かった。念のため書いておくと、これを体験したいが為にハウジングにしたのではない。当時持っていた選択肢の中では、ベストの選択だったと思う。</p>

<p>さて、はじめてのハウジングで思ったこと。
<ul>
<li>データセンタ側のサービスがそれほど良くない。サービスというのは、電源品質や回線速度といった根幹に関わるものではなく、それ以外の部分。作業するときには床にぺたっと座らなきゃいけないとか(データセンタの床なので、お尻が冷えて作業が長続きしない。ダンボールを敷いたら快適になった♪)、データセンタが無人なので何か困りごとがあっても助けを求める人がいないとか(近くのビルにはデータセンタの人がいるし、警備員は24時間いるので大丈夫とは思う)、機器を搬送したあと、その荷受は自分でやらないといけないとか(無人なので)。</li>
<li>データセンタでは写真をとってはいけない、というのが基本だそうだが、今回借りたところにはそういう規定がなく、営業さんも、どうぞどうぞ、という感じだった。</li>
<li>最初はメーカー製のサーバにしたが、安く上げるためにそのうち自作のサーバを置きたいと考えていた。自作サーバを嫌がるデータセンターもあるそうなので、聞いてみた。
<ul>
<li>私「ラックの中って、何おいてもいいんですか? ダメなものってありますか?」</li>
<li>営業さん「そうですねぇ。生モノとか置かれると困りますけど」</li>
</ul>
いや、そんなもの置きませんって。
</li>
<li>物理的なセキュリティは、ホームページやパンフレットを見ただけでは判らないところが多いので、現地を見学して、いろいろ質問しないといけない。</li>
<li>ラックの奥行。期待していたより奥行きが狭かった。今回、サーバには NEC の 1/2U サーバを使った。厚みが半分なのではなくて、サーバの奥行が小さいため、一段に前後で2台入るというスグレもの。おまけに消費電力が小さくてエコ。が! 奥行がないので、2台入らなかった。ディスプレイとキーボードの収納ユニット(ディスプレイが折りたためるやつ)も購入したが、奥行きの関係で設置できなかった。なので、電源容量には余裕があるのに、サーバはあと5台しか追加できない。</li>
<li>ラックへの取り付け金具。ラック内部の取り付け用の柱?の穴には二種類ある。四角穴で、ケージナットというナットを使うタイプと、丸穴のタイプ。耐久性の観点からは四角穴の方が良いらしい。ネジの溝がつぶれても、ケージナットを交換するだけで良いから。今回は丸穴だったのだが、サーバの取り付けレールが四角穴用だったため、レールが使えなかった。</li>
<li>室内の温度。場所によって温度が違うのを体感できた。人間が作業するのに適した場所と、そうでない場所がある。幸か不幸か、借りたラックの辺りは、作業に適しているとは言い難い所だった。</li>
</ul>
</p>

<p>いろいろ書いたけど、ここを紹介してくださった方には感謝しています。コストパフォーマンスに優れたデータセンタだと思います。</p>

Google Webmaster Tools

作成中のWebサイトが、Google の検索に引っ掛かるようになった。それは嬉しいことなのだけど、トップページではなく、枝葉のページ「だけ」が検索される。確かに、トップページにはほとんど情報がない。何のためのサイトなのかは、別ページに about.html みたいにして、まとめてある。問題は、そのページが袋小路のようなページで、トップページに戻る手段が用意されていないこと。デザイン性の高いページなので、僕が自分で変えるのは難しい。



<p>さてどうしようかとググっていると、Google Webmaster Tools というものを見つけた。Googleの検索に関する診断情報や統計値を見ることができる。Webサイトが自分の持ち物であることをどうやって示すのかと不思議に思ったのだが、Googleアカウントと、Webサイトの結びつけは、METAタグの中に Google から指定された確認用IDを入れるか、Google から指定された名前の HTML ファイルをサイトに置くことで実現している。</p>

<p>例えばこんな感じ。
<pre class="prettyprint">

</pre>
</p>

<p>この Google Webmaster Tools のページで、サイトマップファイルを使うと、サイト内のページの相対的重要度を Google に示すことができることを知った。早速 sitemap.xml を作成して Google Webmaster Tools から「送信」をしてみた。こんなファイル。</p>

<pre class="prettyprint">
<?xml version=”1.0” encoding=”UTF-8”?>


http://www.example.com/
1.0


https://www.example.com/pages/common/about
0.5


</pre>

<p>うまく検索結果に影響してくれると良いのだが。</p>

今が一番幸せ

今日の読書『夢は宣言すると叶う』祐川京子



<p>ヤオハンの元会長で70歳を超える和田一夫さんは、終始笑顔で講演されるそうです。笑顔の秘訣は何ですかと質問したところ「笑顔の秘訣は努力です。私は『今が一番幸せだ』と思うようにいつも努力しています」とのこと。</p>

<p>加えて、何十年も前からつけている日記には、愚痴や悪口を一切書かないというルールがあるそうです。ヤオハンが倒産したその時にも、良かったことだけを書き続けたその姿勢には頭が下がります。
<ul>
<li>『夢は宣言すると叶う』祐川京子</li>
<li>和田一夫オフィシャルサイト</li>
</ul>
</p>

<p>この本の主題である「アファメーション」も、早速 Google Docs の spreadsheet で作りました。アファメーションとは、肯定的な自己宣誓のこと。こんな自分でありたいという意思を、断定的に宣誓するものです。まず27個リストアップしました。祐川さんは100個から始めて、現在は300個だそうです。まだまだ書き漏らしがあるのを自覚しているので、100個狙いで充実させます。</p>

Web App のユーザ認証を外部サイトに任せる

ネットユーザは、あちこちのウェブサイトにユーザ登録していて、片手はおろか両手両足でも数えきれないほどのアカウントを持っていることと思う。

自前で作ったユーザ認証を要するアプリに対しても、ユーザ登録を求めるのは心苦しいなと思い、既存のアカウントを有効利用する方法を調査中。

<dl>
<dt>はてな認証API</dt>
<dd>
はてなのIDとパスワードで自作アプリの認証を行える。はてなIDを取得できる。flickr の認証システムを真似たもの。
</dd>
<dt>Open ID</dt>
<dd>
ユーザの意思に基づいて認証サービスを選択できる民主主義的?な認証方式。アカウントの囲い込みが発生しないのが特徴。
</dd>
<dt>Liberty Alliance</dt>
<dd>
SAML(Security Assertion Markup Language) による認証。IdP(Identity Provider) と SP(Service Provider) に分かれる。あまり流行っていないが、Google Apps で使われている。Google Apps では、Google Apps が SP になる。
</dd>
<dt>Livedoor Auth</dt>
<dd>
登録ユーザが630万人いるらしい。
</dd>
<dt>JugemKey</dt>
<dd>
paperboy&co. のサービス。
</dd>
<dt>Google Accounts API</dt>
<dd>
Google が持つユーザデータを 3rd party application から使えるようにするAPI。だが、ユーザの識別子を取得できないようなので、現時点では外部認証サービスとしては使えない。ユーザIDはおろか、IDのハッシュさえも取得できない。現在、中の人に要求中のようなので、近い将来使えるようになるかも。個人的には GMail などの Google Applications に毎日お世話になっているので、これが一番欲しい。
</dd>
</dl>

新しい職業

選択に迷ったときの指針になりそう。今のところは、職を突然失っても何とか生きていける程度の市場価値は持っていると思うので、安定性よりは自由度を求めたい。
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新しい世界は、そこに新しく入ってくる人たちをとても大切にしてくれる。そして何より新しい世界は面白く楽しかった。新しい世界を歩いてきたことに後悔は全くないよ。

梅田望夫『ウェブ時代をゆく - いかに働き、いかに学ぶか』
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