携帯無料ゲームは、会社によってずいぶんお金に対する態度が違うもんだ、と思った。

数週間前にコロプラに招待された。携帯のGPS機能を使って、現実世界の移動距離に応じてポイントがもらえる位置ゲームだ。そんなもの興味ないんだけどなと最初は思ったが、やってみたらハマった。特に何が面白いというわけではないが、もらったポイントを使って街づくりをすると、その街を育てたくなる。育成系ゲームの一種だ。

なるほど、ゲームもなかなかいいもんだと、勉強もかねて GREE の「しろつく」も始めた。こちらも、城下町を育てるゲームだ。城下町を繁栄させて、他の国と合戦をする。といっても僕はまだ合戦できるレベルにまで至っていない。

コロプラもしろつくも、無料で遊べる。しかし時間がかかる。無料の範囲で遊ぼうと思うと、次の操作ができるようになるまで時間を要するように作られている。お金を払うと、短縮できる。ゲームをどんどん進められる。ぜったいこんなものに金を出すもんか、と頑張っていた僕も、コロプラに1500円も払ってしまった。意志が弱い。

類似した2つのゲームを同時進行してわかったこと。それは、GREE の方がお金を払うまでの導線が、良い言い方をするなら、洗練されているということだ。お金を払う気があるなら、迷うことなく支払いまでいける。お金を出してください、と臆することなく主張している。全力でお金を求めている。

一方コロプラは、お金を払うまでの導線がわかりにくい。でもこれは、導線設計が下手だとか、ユーザビリティの重要性を理解していないということではない。お金をもらうことに対する罪悪感が根底にある。本当にいいんですね、納得して払ってくれるんですね、ならお願いします、と主張している。せっかく払う気分になったのに、まどろっこしい。

2社の勢いを見ると、お金をくださいと真っ直ぐに言う方が得られる収入は多いらしい。もちろん逃げていく顧客もいる。しかし恐れずガツガツ行った方が総収益は多い。これは会社や個人事業主としての商売だけではなく、会社員にも当てはまる。

僕個人はコロプラ型だから、GREE型に脱皮するか、GREE型の人と組むと実入りが多くなるんだろう。そうやって会社ってできてるんだな。