この間、ネットワークビジネスで成功した方のお宅にお邪魔しました。お洒落な立地の都心の駅から徒歩10分くらい。広いリビングに、10人以上座れそうな大きなソファ。10人一緒に座れるダイニングテーブル。シベリアンハスキー2頭に、宝石店のようにガラスのケースに収められた数々の腕時計。キッチンは6畳くらい。そこには鳥一羽が丸ごと入るオーブン。壁には絵が飾られ、一歩足を踏み入れた瞬間、ここはショールームだろうかと錯覚しました。

数万人の組織を築かれたそうです。この豪華な住居は、おそらく自分のネットワークの人々に見せるためのものでもあって、普通の人よりは環境にお金をかけているのでしょう。自分自身がショーケース、というわけです。そう理解しながらも、実際に成功された方というのは、一般の人とは一線を画した生活をしているものだと驚き、自分の目でそれを確認できたことに感謝しました。

僕は、自分でネットワークビジネスをすることはありませんが、ネットワークビジネスに関心はあります。でもそれは、仕組みを知りたい、秘密を知りたい、という好奇心です。例えが適切でなくて申し訳ありませんが、それは、宗教団体がどうやってあの組織を維持、拡大しているのだろう、という関心に似ています。言うなれば、週刊誌に「潜入!○○教の深部」という記事を書きたい、という動機に似ています。

どんなビジネスであれ、どんな宗教であれ、どんなボランティア活動であれ、成功している団体の中心には、その成功を支える、熱意と行動力のあるとても賢い人たちがいるはずです。それが知りたいのです。