Amazon から、Amazon EC2 の Availability Zone にヨーロッパが加わったとのメールが届いた。いいなー、日本はいつかなー。それとも飛ばされて中国あたりに行っちゃうのかなー、と思いながら ec2-describe-availability-zones してみると、ない。



<pre class="prettyprint">$ ec2-describe-availability-zones
AVAILABILITYZONE us-east-1a available
AVAILABILITYZONE us-east-1b available
AVAILABILITYZONE us-east-1c available
</pre>

<p>ないじゃん。EC2 のサイトに行ってみると、2008/12/01 リリースの新しい API Tools がヨーロッパに対応した版であるらしい。わざわざヨーロッパで動かす予定はないけどダウンロードしてインストールしてみる。もういちど availability zone を見ると、</p>

<pre class="prettyprint">$ ec2-version
1.3-30349 2008-12-01

$ ec2-describe-availability-zones
AVAILABILITYZONE us-east-1a available us-east-1
AVAILABILITYZONE us-east-1b available us-east-1
AVAILABILITYZONE us-east-1c available us-east-1
</pre>

<p>ない… 実は、Amazon EC2 の各種リクエスト送信先であるエンドポイントは、アメリカ東部、ヨーロッパ西部というリージョン毎に違う。それで、普通にコマンドを打っただけでは全リージョンの情報を集めてこられないのではないかと推測する。</p>

<pre class="prettyprint">$ ec2-describe-regions
REGION eu-west-1 eu-west-1.ec2.amazonaws.com
REGION us-east-1 us-east-1.ec2.amazonaws.com

$ ec2-describe-availability-zones –region eu-west-1
AVAILABILITYZONE eu-west-1a available eu-west-1
AVAILABILITYZONE eu-west-1b available eu-west-1
</pre>

<p>明示的にリージョンを指定したら、ちゃんと出てきた。CDNサービスである CloudFront が日本にもあるからまだマシだが、CloudFront が提供する静的コンテンツは、一発目の動的コンテンツの取得の後になってしまうため、往復で数百ms(300-400ms?)の損失があるはず。やはり日本にも欲しい。CloudFront を日本に置いたということは、中国よりは日本に先に来るだろうと期待できる。はやく日本にも来ますように(祈)。</p>