印刷所から、今月末に出す新刊の「刷出し」が届きました。製本する直前のものです。表裏にそれぞれ8ページずつ印刷した紙を折っているだけなので、ページをめくって読むことはできません。

そもそも、これは印刷の品質を見るためのものであって、校正するものではないし、間違いを見つけたとしても、もはや直せません。なので、本文をざーっと見て、図版をいくつか確認して、最終ページの奥付を一応確認して、おわりです。

それにしても、オフセット印刷は、きれいです。自分でつくったものだけど、こんなに綺麗にでるのかと、ほれぼれ。レーザープリンタの綺麗さとはまた違い、目に優しい印刷です。長年積み重ねられてきた、読書のための印刷技術なのだなと感じました。